発想の転換 change in thinking 2004 9 15
経営者としては、自分の会社の株価が上がることを喜ぶでしょうが、
この際、発想の転換をしてみては、どうでしょうか。
株価の上昇を喜ぶのではなく、
個人株主の増加を喜ぶことです。
そもそも、個人株主は、消費者でもあるのです。
ですから、個人株主=固定客(固定消費者)と考えるべきです。
そのためには、配当金を増やす必要があるでしょう。
また、株主総会にも、イベント的な要素が必要になってくるでしょう。
問題は、株価です。
いくら配当金が高くても、あるいは株主優待制度が魅力的でも、
株価の値動きが激しいと、配当金を期待する投資家は敬遠するでしょう。
そこで、有効かどうかは断定できませんが、
ある程度、株価の値動きを抑える方法があります。
その方法とは、大規模な株式分割を続けて、
株数を、新日本製鉄並みの超大型株にしてしまうことです。
さらに、浮動株比率を高くすることです。
そもそも、株価の値動きが激しいのは、
小型株で、浮動株が少ない銘柄です。
大型株でも、極端に浮動株が少ないと、値動きが大きくなります。
ですから、この逆をやれば、株価の値動きは小さくなると思います。
そうすると、株価の値動きを求める投機家は、いなくなるでしょうが、
配当金を期待する投資家は、安心して、株を買うことができます。